プロフェッションの条件
私がまだ大学院の学生だった頃に、レポート作成のためにググっていて、たまたま出会った条文があります。それが『プロフェッション(専門職)の条件』です。当時、私はIT分野の専門家への職業転換を目指して勉強していたので「プロとは何か」の本質を鋭くついているこのリストを見て強く感銘を受けました。
その条件とは、、、
- 知的な職業であり、当該職業に従事している者が適切な選択を実施し、かつ判断を下す際に重大な責任を負っていること、
- 特定分野に関する高度な体系的知識を所持し、かつ長期間の教育訓練を受けていること、
- 体系的知識が現場で応用できうるように実践的な性格をもっていること、
- 特別な技術あるいは技能を擁するだけでなく、知識だけで事態に対処できない場合には獲得した技能によって物事に対処できること、
- 専門職団体(professional association)が組織化されており、専門職団体がプロフェッショナル教育の内容および専門職に参入する際の資格の認定などを規制していること、
- 当該職業に携わっている人物に公共への奉仕(public service)志向があること、
私は特に4番目と6番目の項目が気に入っています。つまり、本当のプロとは、自分の有する知識を超える事態に出会っても"なんとか"対処ができて、個人の利益よりも「公共」の利益を意識している人たちということになります。
この条件の前提となっている専門職とは、聖職者、医師、弁護士といった非常に公的な職業なのですが、現代の私たちも「ITプロフェッショナル」や「ユーザビリティの専門家」を名乗るのであれば、やはり上記6つの特質を(なるべく)備えていたいものですね。
【参考情報】
◆Works No.39 p40-43: アメリカの専門職を支えるアクレディテーション・システム
http://www.works-i.com/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=129&item_no=1&page_id=17&block_id=302
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